2月13日 ノーバディーズパーフェクト

2月13日のノーバディーズパーフェクトについてです。
話し合いはこの日が最終日となります。
今日は「理想の子育て」についてです。
実はこの日のテーマは私が最初に出した案が採用されたものです(^^)
私は6歳の頃に母親を病気で亡くしており、
母親のことほとんどっていうより全然覚えていません。
母親ってどうあるべきだというものが無いのです。
そういうものは今まで友だちと友だちのお母さんの関係を見ながら
「もし母親が近くにいたらこういう感じなのかな」という想像でしか分かりません。
しかも母親がもっていた“こういうふうに育って欲しい”という気持ちも聞いたことが無いので、
思い切って参加されたみなさんに
母親との関係
子どもにはどういうふうに育ってほしいか
というのを聞いてみました。

私のように幼い頃に母親や父親がそばにいなかった方はこの世に沢山いると思います。
ではなぜ子育ての見本になる人が近くにいなかったのに自分は子育てができるのかと考えたことはありませんか。
母性だけではないんじゃないか。
その答えとなるものに、おととしの子育てサポーター養成講座の講義の中で出会いました。
自分が覚えていなくても
母、父から受けた愛情はその子どもの中のタンクのようなものに貯蓄されている。
子どもはそのタンクに貯めた愛情を使いながら自分の子どもを育てるのだと。

反対の意味で考えたらなぜ虐待がなくならないのかという問題にも通じていくような気がしましたし、
今の私の考えの血や肉となっているものを良く考えると母親、父親の子育てに込めた気持ちが理解できそうです。


話しは戻りますが
「子どもにどういうふうに育ってほしいか」って考えたことない親っていないと思います。
「普通に育ってほしい」っていう人もけっこういると思うんです。
でも普通って何なんでしょうか。
普通でいい。
普通に育ってくれればいいのに、
ついつい過度な期待をしてしまったり、
なんでこんなこともできないのかと思ってしまったり、
周りを見ると焦ってしまったり。
習い事も必要ないと思っているけれど周りがやっているからやらせた方がいいのかなと
思ってしまうことありませんか。

私も改めて自分に問いかけます。
どういうふうに育って欲しいから、今、これからどういう子育てをしようと思いますか?
また、
自分は子どもにとってどういう親になりたいと思いますか?
自分自身どういう親になりたいですか?

この日朗読のあったNPテキストを引用したいと思います。

50 やりがいのあること?
よい親であろうとすることは、
精神的にも肉体的にも大変なことです。
親であることは、常に想像以上のエネルギーを必要としています。
子どもは何度も挑戦することで、
新しいことを学んでいきます。
親もまた同じなのです。

誰も完璧ではありません。

あなた自身の判断を信じてください。
子どもたちの良い親であると信じてください。
あなたが自分を好きになり、自分を信じることができるなら、
子どもも自分を好きになり、自分を信じることができるでしょう。
そうすればあなたは子どもに伝えやすくなり、
子どもはあなたから学びやすくなるのです。

親であることは、やりがいのあることです。
親であることに踏み込んでいけばいくほど
そこからより多くのものを得ることができます。
いとおしさとともに「よくやった」と充実感が感じられることでしょう。

NPテキストブック「PARENTS」
2002年9月20日第一版 ㈱ドメス出版 編者子ども家庭リソースセンターより

あ、誤解があるとよくないと思うので書いておきたいと思います。
NPテキストの
自分を好きになり自分を信じることができるなら
子どもも自分を好きになり自分を信じることができるというくだりですが、
これは私の大嫌いな考え方の
「母親が笑顔でいれば子供も必ず笑顔になる!」
というものとは別の考えであると思っています。
前者は自己肯定感を生むものだと思いますが
後者はむかしの精神論だと思います。


次回は「まとめ」です。7回連続のNPも次回で解散です。