由利本荘に住まう先輩から、鮭の遡上の話を聞いたのが9月末ごろ。この辺だと、にかほ市の川袋川が有名だとか。
テレビでしか見たことがない、鮭の遡上、私も見たい!ということで行ってきました。
上浜小学校の近く、昔は海水浴場だったようだけど、いまは海の家らしきものも廃墟になっています。
場所はいつもなら、住所等を載せるのですが、思いのほかローカルで説明しにくいところです(._.)
にかほっとの中にある、にかほ市観光協会へ訪ねていくと、地図とパンフをもらえて道順を教えてもらえますので、行ってみてください。丁寧に説明していただき、無事たどり着きました!
川と海が一緒になっているところが遠くに見えます。そこから鮭が帰巣本能のままに帰ってくるのです。鮭は、2〜3年日本だけでなくアラスカなど色々なところを回遊しながら、生まれた場所の匂いや温度、海水等の含有物を嗅ぎ分けて、必ず生まれた場所へ帰ってきます。
写真だとよく分からないのですが、鮭が石に身を潜め体を休ませながら上ったり川の流れに負けて時に戻ったりしながら、進んでいきます。
少し離れたところに、簗がかかっている採捕場があります。
写真だと見にくいのですが、鮭がたくさん帰ってきていました。ここで産卵してかえった卵から生まれた鮭がまた大きくなって戻ってきてくれます。
遡上してきているのが、少し遠くに見えます。人間がいると警戒して遡上できないので、すぐ立ち去りました。
身を削りながら遡上し、産卵した鮭は、いつもは黒く見える体も白くなってしまい、その姿は本当に痛々しいです。まっすぐ泳ぐことも難しくなると川の流れのまま、生まれた場所で天命を全うします。この姿に、誰もがぐっとくるものがあると思います。
ここには鮭の慰霊碑もありました。
今年もまだ少しみることができそうです。見に行く際は、川に落ちて鮭をびっくりさせることがないようくれぐれもお気をつけください。